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Conservation Treatment 修復

個々の作品の持つオリジナル性や価値を尊重し、次の世代に残していけるよう、保存修復をさまざまな観点から検討します。修復に使用する材料の選択、処置の方法は文化財保存修復学会の倫理規定に基づいて行います。作品の劣化や損傷などの症状に対して、現在の技術や方法を用いて最良の手当、処置を心がけています。また専門の知識を更に高めるための研究や、最新の情報を得て、技術を極めていくことができるよう国内外での研修への参加を続けております。

Survey 調査

作品の状態調査を行い、コンディションレポート、処置案の作成をいたします。作品を点検することによって、保存状態や症状を把握し、劣化や損傷への対処を初期の段階で行うことができます。展覧会における展示前後の作品点検、事故の際の調査、レポート作成も行います。ご希望があればコンディションレポートは英文で作成いたします。また光学調査、試料の分析等は専門機関に依頼します。カビ燻蒸(紙作品のみ)もご相談下さい。

Preservation 保全、保存のアドバイス

コレクションを末永く楽しむためには、保存の環境を整えることが大切です。作品の取り扱い方、修復の処置案、包材、保存箱、展示等など保存に関するアドバイスを行います。写真に関しては環境に敏感なため、保護処置にはPAT (ISO 18916 Imaging materials-Processed imaging materials- Photographic activity test for enclosure materials) に合格した包材を使用します。


対象となる作品

対象となる作品・道具

●紙作品

→素描、水彩、グアッシュ、版画など

紙資料

→歴史資料、文書、地図、ポスター、他支持体が紙であるもの

●写真作品及び写真資料

→支持体は問わず、ダゲレオタイプから現代のデジタルプリントまで。写真アルバム、ケース入り写真なども含む(写真復元、デジタル修復、化学修復は行いません)

対象となる作品

画像400px

●紙作品

→素描、水彩、グアッシュ、版画など

紙資料

→歴史資料、文書、地図、ポスター、他支持体が紙であるもの

●写真作品及び写真資料

→支持体は問わず、ダゲレオタイプから現代のデジタルプリントまで。写真アルバム、ケース入り写真なども含む(写真復元、デジタル修復、化学修復は行いません)


処置内容

●酸性マットや台紙からの作品の除去
●テープや接着剤の除去
●クリーニング、染み抜き
●カビ除去
亀裂・剥落部分の充填や強化
●破れ、折れ、傷、欠損の修理
●フラットニング(プレス)、裏打ち
●補彩
●装丁、ハウジング